セクシー田中さん原作漫画とドラマの違い５選！漫画とドラマどちらが面白い？

ドラマ「セクシー田中さん」が2023年10～12月にかけて放送されていました。

原作は、「砂時計」や「Piece」でも有名な漫画家、芦原妃名子先生です。

小学館の「姉系プチコミック」で2017年9月号から連載が始まり、現在も連載中の人気漫画「セクシー田中さん」で現在7巻まで刊行中です。

この記事では、セクシー田中さんの原作漫画とドラマの違いをまとめました。

「セクシー田中さん」のドラマと漫画の違い５選

https://twitter.com/ntv_tanakasan/status/1738928905636208790

漫画「セクシー田中さん」は、現在7巻が発売されており連載中でもあります。
(芦名妃名子先生のご逝去のため未完となりました）

目に見えたドラマと漫画の違いは、

• 朱里が田中さんに興味を持つきっかけ
• 朱里が田中さんの秘密を知る瞬間
• 田中さんと笙野の出会い
• 田中さんが気になっている笙野のお見合い相手との別れ
• 田中さんのベリーダンス留学

だと思います。

朱里が田中さんに興味を持つきっかけ

漫画では、朱里は早い段階から田中さんに目をつけていました。

特に田中さんのスタイリッシュな外見や引き締まった体に興味を持って観察をしていたほどです。

一方で、ドラマでは朱里は最初、田中さんに対してそれほど強い興味を持ってませんでした。

しかし、田中さんがダンサーだと知った途端、彼女に強く惹かれるようになっていました。

朱里が田中さんの秘密を知る瞬間

田中さんは普段は経理部で真面目に働いていますが、実はベリーダンスのダンサー「Sali（サリ）」として活躍していました。

彼女は華やかな衣装と濃いメイクでステージに立ち、ダンスを披露しています。

朱里がたまたまその店に行き、田中さんのダンスを見て魅了されるんですが、漫画では朱里は以前から田中さんに注目していたので、すぐに彼女だと気づきます。

しかし、ドラマではダンスを見てもすぐに田中さんだとは気づかず、数日後にそのダンサーが田中さんだったと気づくんです。

田中さんと笙野の出会い

漫画では、田中さんは笙野が落としたペンを拾って彼に渡した、というのが二人の最初の出会いでした。

その後、二人が同じ道を通って帰ることや、同じスーパーで買い物をするようになります。

ドラマでは、二人はスーパーで同じ肉を譲り合うシーンが初めての出会いとなっていました。

このスーパーでのやり取りは、ドラマではもっと運命的な出会いとして描かれていて、少し距離を感じさせる描写がされています。

その後、田中さんがベリーダンスショーをしている店で笙野とトラブルが起こりますが、このシーンもマンガとドラマで少し違いがあり、マンガの方がより自然に感じられました。

田中さんが気になっている笙野のお見合い相手との別れ

ドラマでは、笙野自身が笙野の母親から「孫の顔がみたい」と言われていたしがらみがなくなり、お見合い相手と別れてます。

しかし、漫画では田中さんのことが気になっているものの、笙野はお見合い相手とは別れておらず婚約中のままです。

漫画では、後にお見合い相手と別れるようになっていけるよう、芦原先生が脚本に手を入れられたのかもしれません。

田中さんのベリーダンス留学

ドラマでは、田中さんは、ベリーダンスの先生と一緒にダンス留学に旅立ちますが、漫画ではベリーダンスの留学には行ってません。

今後の展開として、芦原先生は田中さんのベリーダンス留学を考えていたかもしれませんね。

セクシー田中さん　漫画とドラマどちらが面白い？

セクシー田中さんの漫画とドラマ、どちらが面白いかというと、両方！という言葉に尽きると思います。

セクシー田中さんの原作漫画は、連載中でまだ結末が定められていません。

ドラマ化になる前には、「必ず漫画に忠実にすること」を条件としていたそうです。

また、漫画では完結していないので、ドラマの終盤においては

「原作者があらすじから台詞まで用意すること」

「原作者が用意したものをそのまま脚本化してほしいこと」

「場合によって、原作者が脚本を執筆する可能性もあること」

の条件を出していたと、原作者の芦原妃名子先生はコメントしていました。

ドラマが進行していく中でも、芦原妃名子さんが脚本の加筆や修正をしていたこともあったので、原作である漫画に忠実に描かれたドラマとなっています。

ドラマ終盤の9～10話の脚本を原作者である芦原妃名子先生が自ら書きました。

理由は、芦原妃名子先生がブログに書かれていました。
(現在は、ブログもツイートも削除されています）

「日本テレビさんから8話までの脚本を執筆された方は９話、１０話の脚本には関わらないと伺ったうえで、９話、１０話の脚本は、プロデューサーの方々のご要望を取り入れつつ、私が書かせていただき、脚本として成立するよう日本テレビさんと専門家の方とで内容を整えていただく、という解決策となりました」

「何とか皆さんにご満足いただける９話、１０話の脚本にしたかったのですが…。素人の私が見よう見まねで書かせて頂いたので、私の力不足が露呈する形となり反省しきりです。漫画『セクシー田中さん』の原稿の〆切とも重なり、相当短い時間で脚本を執筆しなければならない状況となり、推敲を重ねられなかったことも悔いてます」

「９話、１０話の脚本にご不満をもたれた方もいらっしゃるかと思います。どのような判断がベストだったのか、今も正直正解が分からずにいますが、改めて、心よりお詫び申し上げます」

芦原妃名子　ブログより

#セクシー田中さん
最終回の何がよかったかというと、「俺は男だから親のために結婚しなければ」と思いこんでいた笙野が数年後も独身で、「結婚なんてどうでもいい」と進化して趣味の楽器を楽しそうに続けていたこと。
彼は「有害な男らしさ」に囚われていたんだけど、そこから解放されていた。（続く

— Tuscan Blue (@tuscanblue2015) January 27, 2024

セクシー田中さんのドラマと漫画の違い まとめ

「セクシー田中さん」のドラマと漫画の目に見える違いは、３つ。

• 朱里が田中さんに興味を持つきっかけ
• 朱里が田中さんの秘密を知る瞬間
• 田中さんと笙野さんの出会い

他の場面は、漫画に忠実に書かれていていました。

それは、芦原妃名子先生が「セクシー田中さん」が原作に忠実に描かれるよう力を尽くしてくださったからこそだと思います。

芦原妃名子先生のご逝去で「セクシー田中さん」は未完になってしまいました。

「自分らしい生き方とは？」を深く考えさせてくれるこの「セクシー田中さん」の作品は、未完でも多くの人の心に残る作品になることと思います。